医療先進国であるアメリカやドイツでは現在、西洋医学と補完代替医療の良い点を取り入れながら、
人を病気、臓器、部分で見るのではなく、全体(全人的、ホリスティック)を見ることを重要視する統合医療に積極的です。
日本においても、2010年鳩山政権下の「施政方針演説」で統合医療の積極的な推進の検討を表明し、プロジェクトチームが
結成され、西洋医学に補完代替医療を加えることによって病気の超早期発見や予防・根治・健康維持の増進などを目指し、
医療費の削減効果を図ることが肝要であるとしており、更に今後は西洋医学との連携の下、東洋医学の推進を図ることで
免疫力の向上を主に「内側から治す」「病気を未然に防ぐ」ことに重点を置きチーム医療を形づくることが、
大切であるとも示されています。
以上のような変遷を踏まえ、当連盟においても既にご活躍いただいている全国の柔整師や鍼灸師の先生方を中心に、
新たにリハビリテーション推進委員会を設置し、日本ウオーキング学会や日本ノルディック・ウォーク学会において各委員会との
横断的な交流を図りながら予防医学の探究とチーム医療の一翼を担えるよう進めていく所存です。 |